私はレースゲームが大好き・・・だった。だが、ある事情によりレースゲームをするのがおっくうになりやらなくなってしまった。めぼしいタイトルはコレクションしているが。その理由がゲームコントローラである。通常のゲーム機のコントローラはクルマの操作に向いていない。私もPlayStation3でレースゲームをするために最も安価なハンドルコントローラ(GT-Force RX)を購入して見たさ(過去の日記参照)。
でもね大げさで場所を取る。 用意するのが面倒なのよ。1年以上無使用放置状態。
その昔、PlayStationが登場した当時には素晴らしいレースゲームコントローラが存在した。ナムコの「ネジコン(とびらの写真)」である。そしてネジコンをUSB接続にしてGT-Forceに見せかける機器が自作可能で、情報がネットワーク上に公開されているのも知っていた。
#つまり、最近ご無沙汰だった電子工作を、これを理由に再開しようってわけだ
本日はUSBの入出力機器を簡単に開発できるマイコンボード「mini EZ-USB(キット)」を組み立てた。
このキットはこちら(オプティマイズさん)から購入できる。製作過程を記録するのを忘れてしまったのだが、500円玉サイズのプリント基板にチップ抵抗やチップコンデンサーを10個ほど半田付けすれば完成である。表面実装作業には極細の共晶ハンダがあった方が良いとわかった。
注意)
mini EZ-USBの基板には、USBバスパワーを有効にするジャンパスイッチの他に、外部EEPROMを有効にする「ジャンパスイッチ」をつけられるランド(PROMというラベルが刻印)がある。 ここにピンヘッダを付けておくことを忘れずに。Webページの製作マニュアルに充分な説明がないので、製作時に気がつかないと思います。
赤いジャンパが刺さっているのがバスパワーモード(有効状態)スイッチ。ジャンパ(白いやつね)を外してあるピンヘッダがEEPROMモード(無効状態)スイッチね。EEPROM無効の時は、EZ-USBはPCから実行プログラムを受け取って動作する。またEEPROMにプログラムを書き込むことができる。EEPROMにプログラムを書き込んだ後、EEPROMを有効(ジャンパスイッチを刺す)にすると、EZ-USBは電源投入時にEEPROMのプログラムを自動で読み込んで起動・動作するってわけです。
これで信号変換する中核ユニットは完成したので、あとは、ネジコン(PlayStation用コントローラ)を物理的に繋げるためのIF基板を作らなくてはならない。この情報はこちら(レゲーの部屋)にありまする。これを元にして、久しぶりにプリント基板設計CAD「EAGLE」の復習目的で作図してみた。EAGLEは個人利用なら無料で必要十分な機能限定版が入手できる(こちら)。最新版はMacOSXネイティブになっているので、アップデートしたのを使ってみたかったのよ。
で、レゲーの部屋さんにあったオリジナルの回路図をEAGLEで基板配線図自動生成できるようにしたのがこれ。
そして、できた基板配線図
これを実態配線図代わりにして作りましょうって目論見です。33mm×48mmのスルーホールユニバーサル基板(12×17ホール)を使用。
本日はここまで。
2009年9月14日月曜日
ネジコンをUSBにしてGT-Forceに 〜neGT-USBの製作1〜