ドローソフトで悩む


こないだPhotoshopの代替ソフトとしてPixelmatorに目を付けていると書いたけど、こいつはかなり良くて満足している。
もうひとつ重要なのはIllustratorの代替ソフトを見つけることだ。これまで使ってきたのはCanvas 9というソフトで、職場でも全研究員のMacに導入されている。

CanvasはMac専用ソフトとして登場して、Ver3.5になるとインタフェースがわかりやすく柔軟性のある高機能グラフィクスソフトとして、主として科学系グラフィクスソフトとして長いことバージョンを重ねてきた。

 ところがだ。Canvas8で機能が大幅にアップしたんだが、かなりバギーなソフトになった。さらにバグが取りきれる前に新バージョンが販売されるという、やっつけが目立って困るなと思っていたら、現行のCanvas X(PowerPC版)でMac版の開発が打ち止めとなった。Intel Mac版はなくなったのでもう見捨てるしかないわけだ。
 代わりとなる選択肢を探しているのだが、今のところ候補は二つ。

VectorDesigner


Inkscape


 InkscapeはIllustratorなど市販品の代替を意識したオープンソースのフリーウエアなので、OpenOfficeと同様で内容やデータ互換性もIllustratorに近いものがあるのだが・・・X-window(UNIX)環境で動作するのでちとうざい。そして動作がもっさりだしインタフェースがわかりづらい。
 対してVectorDesignerは69ドルのシェアウエアであるのだが、Pixelmatorと同じくMacOSのグラフィクスアクセラレーションを有効活用しているので動作が非常に軽快で、インタフェースがMacらしくシンプルで直感的である。ただ読み書きのファイル形式はかなり限定されていてAIファイルは開けない。EPSやPDFは開けるけど、オブジェクトをいじれないので再利用は不可能(貼付けのみ)である。
 ただ、どちらもオープンな形式であるSVG(Scalable Vector Graphics)には対応していて編集可能な状態で開けるので、Canvasデータの移行はSVGで行うことになりそうだ。ちなみにSVGを開いた時の再現性についてはVectorDesignerの方が正確だ。

Posted: 火 - 3月 4, 2008 at 05:16 午後            


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