アップグレードMacは意外と速く走る
天文台から持ち帰ったPowerMac
G5(1.8GHzシングル)への環境移行も終わり、2〜3日使用してみて問題ないので今日は古いPowerMac
G4にMacOS X
10.3.9をクリーンインストールした。これであとは中古として売りさばくわけである・・・が、2001年に購入して6年以上トラブルフリーで連続稼働してきたチューニングマシンがどの程度の実力を持っていたのか比べてみたくなった。そこで2005年に購入した初期型PowerMac
G5(ノーマル)のベンチマークを取って以前に取っておいたG4の結果と比較してみることにした。
この古いPowerMac
G4(QuickSilverの初期型733MHzローエンド)は、PowerMac
G4 Mirrored Drive Doreを経てPowerMac
G5(初期型1.8GHzミドルレンジ)となるので、モデルとしては2世代前でしかも一ランク下のモデルだったりする。
で、結果をみて驚いた。
6年間をともにしたアップグレードG4が意外と「速い!」のである。総合では負けるのだが、画像解析系の演算能力(Altivec,FFT)や処理効率(Thread
Test)の良さが光る。CPUをPowerPC
G4系列では高速なL3キャッシュ搭載の7455/1.33GHzのデュアルに換装してあるしな。このことでAltivecユニットが2CPU分になっているし、マルチスレッドを2つのCPUで効率的に処理できることが効いているのだろう。さらに内蔵ディスクはパラレルATAであるもののG4ではRAID0にしてある。これで帯域幅をかせいでいるのでG5の同容量SATAディスクを上回ったものと思われる。グラフィックカードを新調すれば他のスコアもあげられそうだ。う〜〜ん、もったいない。まだまだ使えるじゃん。実は・・・ADSL(12Mbps)の接続速度もチューンドG4デュアルがノーマルG5シングルより2倍ほど(下り)高速だったりする。
Posted: 日 - 3月 16, 2008 at 12:23 午前