アンチ・ウィルスソフトを入れてみたい


うずうずしている。ウィルスなんて関わりたくないわけだが、最近のアンチ・ウィルス技術には興味津々である。特に近年の「鳥インフルエンザ危機」もあって免疫だの抗体だのと話題が結構あるけれども、そういった生物の免疫システムとのアナロジーが面白い・・・

のだが。Macにはこれと言って面白いアンチ・ウィルスソフトが無いのだよ。シマンテックとマカフィーとインテゴがそれぞれ製品を出しているのだが「高い!高すぎる!!」。フリーだとClamXavしかない。これはUNIX用のClamAVのMac移植版。これらはいずれにせよソフトの仕組みが面白くない。

 そりゃMacが感染するウィルスの脅威って言ったら現状Windowsより二桁下ですよ。だから旧態然としたウィルス定義ファイル(抗体ね)を使うだけ。種類が少ないもんだから「更新速度は何時間?」みたいな緊張感もない。殆どはWindows用の既知ウィルスを検知して、友達に変な添付ファイル付けてメールを転送しないようにってくらいなもんだ。だから実につまらん。この程度の旧式な仕組みに1万円以上も金を出せるかって正直思う。

 今年になって出たMacのウィルスで「これは!」と思ったのは「Newton Virus」ってやつ。

これは是非とも私のMacに感染させてみたい・・・のだけど加速度センサー搭載のMacBookじゃないとダメだもんな・・・てか、ニューヨーク近代美術館の展覧会の作品だし。いやいや何を言っているんだ。アンチ・ウィルスの話じゃないか。

 私が憧れているアンチ・ウィルスソフトは「F-Secure」のやつだ。もちろんWindows用しかない。
 こいつの凄いところは「Orion,Libra,AVP」っていう3つの性格の異なるウィルス検査エンジンを持っていて、マクロ・ブートセクターウィルスとかWin32ウィルス、未知ウィルスを検出させちゃうってところだ。これスーパーコンピュータ・MAGIシステム(カスパー,バルタザール、メルキオールだったよな)みたいでかっこいい!
 加えて、ウイルス定義ファイルに頼らずにウイルスの振る舞いから危険性を判断する人工知能DeepGuardを持っている(かっこいい!)。
 さらに身代わり防壁(サンドボックスっていう隔離仮想OS)まで持っていて、MAGIシステムをすり抜け、人工知能をだまして侵入してきたウィルスがあっても、この防壁内でわざと活動させてみて危険だったら処分することができるという(いや〜〜〜実にかっこいい!!)。

F-Secureアンチウィルスの特徴
http://www.f-secure.co.jp/is/feature/tech.html

Macにも、こういう凄い仕組みのアンチ・ウィルスソフトが欲しいよお。どこか出してくんないかなあ。Mac用のウィルスが無くたっていいじゃんか。将来のためにもさ。どこかもの凄いの出してくれないかなあ。

Posted: 土 - 3月 29, 2008 at 12:02 午前            


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