パッヘルベルのカノン


思い立って手持ちのカノンを聴いてみた。1曲しか持っていない。
改めて聴くと、あのヴィオロンの「カノン」と違う。

やさしくも切なさを含んだフレーズを淡々と繰り返しているようでいて、最初密やかに始まり、終盤にはいつしか静かに燃える情熱のようなものが沸き出して来るカノン。

 ヴィオロンでかけていたのは、誰のいつの録音のカノンだったのだろう。
電話をかけてマスターに聴いてみようか。レコードは無理だがCDは出ているだろうか。

 今、手持ちのカノンをアンプを2A3シングルに固定してスピーカーを替えながら何度も聴いている。やっぱりTANNOYの2wayじゃない。手作りの2つ(12cmバックロードと20cm密閉箱)の方が感情に迫って来る。

 実は近々、もう一台2Wayバスレフのキットを購入して製作予定なのだが、それはスピーカーユニットが木でできているウッドコーンと呼ばれるユニットになる。当然、弦楽器のボディは木であるから、その箱の共鳴の雰囲気が出るのではなかろうかと期待しているのだ。どんな音がするだろう。その前に、あの、ヴィオロンのカノンだ。あの演奏は誰のいつのものだろうか。

Posted: 火 - 3月 6, 2007 at 02:59 午前            


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