バックロードホーンのSPユニット交換


ずっと私にとってのリファレンスになってきた自作(キット)のバックロードホーンのユニットをアップグレードすることにした。

まだバッフルの塗装はしていない。

 ユニットはALTEC CF204-8A。価格帯から言えばFOSTEXのFF-125Kも同じなのであるが・・・。しかも12cmユニットから10cmへのサイズダウン。カタログスペック的には

再生周波数帯域:70Hz〜18kHz → 150Hz〜14kHz
出力:     92dB → 95dB

なので見方によっては
「兄貴、それじゃデチューンじゃないか」
と言われそうなのだがf特のグラフを示すと
   CF204-8A
FF-125K
ポイントは200Hz〜1kHzにかけての盛り上がりである。CF204-8Aは2cmほど小口径ながら楽曲のメインとなる帯域で数dB能率が高い(レスポンスが良い)という特徴(クセ)を持っているわけだ。これはALTECの音に対する考え方の現れでもある。実際、こいつに換えると「ヴォーカル一歩前へ!」、「主旋律一歩前へ!」って感じである。その表現力も1枚上手。

 オーディオの音は個人の好みであるが、楽曲表現をもっと楽しみたいという観点から見ると、こういうアップグレードもありということで。

#ちなみにCF204-8Aは製造中止で今後の入手は絶望的になってしまった。そういうこともあっての緊急入手だったのだけれどね。

Posted: 火 - 10月 16, 2007 at 01:22 午前            


©