> >
TU-880が故障
本日、ひさしぶりの出勤(今年初出勤)をしたらば、職場のロビーに設置してあった私物のアンプが壊れてしまったんだと・・・。方チャンネルから音が出なくなってるとのこと。
お持ち帰りして修理することにした。職場では既に代替機が稼働しているので、これは直して自宅で使ってやろう。で、早速バラシ。
すぐに気がついたのは大きな酸化金属皮膜抵抗周辺が軽く焦げていたこと。
ラジオペンチで摘んだら塗装がボロボロ、浮かせ方が足りなかった
ここが熱くなっていたとすると、影響しそうなコンデンサーは・・・
この二つあたりが怪しい
ので、基盤をひっくり返す。
写真の中央、基板にあいている穴は焦げた抵抗の冷却用
焦げた抵抗とすぐ近くのコンデンサーはパターンが繋がっていた。このコンデンサーも熱くなったことだろう。案の定、テスターで容量を測ったら抜けていた。で、このコンデンサーの容量抜けが影響しそうなコンデンサーをパターンを追って特定。
中央の縦に並んだランドがそのコンデンサー
容量を測るとこれも抜けていた。それでこのアンプ(TU-880)の回路図を調べてみると、抵抗と二つのコンデンサーは直流電源をつくる平滑回路のフィルター用のコンデンサーとリプルフィルターを構成する抵抗、そして(実装してないけど)フォノイコライザーアンプ用電源のリプルフィルター回路のコンデンサーだった。要するに電源が故障していたわけで、どうしてこれで方チャンネルだけ音が出なくなったのか不思議ではあるのだが・・・。L,Rに関係するコンデンサーはどれも異常なし。よくよく基板パターンを見ると、焦げた抵抗の多分マイナス側がL側出力トランスとパターンで繋がっていた。
出力トランスが壊れているかもしれないが、とりあえず抵抗とコンデンサーを交換することにした。47uF(450V)×5と270Ω(3W)の抵抗10本を発注。抵抗は5Wのセメント抵抗にしようかとも考えたのだけど300Ωしか選択肢がない。そうすると出力管(6BQ5)のプレート電圧が若干下がってしまう。多分、設計上は上限の300Vがかかっているので大丈夫だとも思ったのだが、ここは安全策で元と同じ値の抵抗を使うことにした。2〜3日で部品が来るだろうから今度の休みに交換してみよう。直るといいんだけど。
Posted: 月 - 1月 21, 2008 at 11:11 午後
Quick Links
Blog -
Category -
Calendar
日
月
火
水
木
金
土
Categories
Archives
Browse archives by date
XML/RSS Feed
Syndicate this site
Comments powered by
Statistics
Total entries in this blog:
Total entries in this category:
Published On: 1 21, 2008 11:49 午後
Powered by
iBlog
©