iBlueTubeバラし


改造のためにiBlueTubeをバラしてみた。

 まずは底板をはずす。シャシーと繋ぐ4つのネジとアクリルカバーを止めている2つの(小さな)木ネジでiPodのDock部分ごと外れた。

邪魔くさいのでDock部を分離することにした、繋がっているバスとlineケーブルを外して
分離。
 さてメイン基板は4つのネジでとまっているのだが・・・

このようにオーディオICが放熱のためにシャシーにネジ止めされている。よ〜く確認すると同様のデバイスがもう一つあるらしい。

デバイスを止めている背面の二つのネジを外した。
 これでメイン基板は自由になったのだが、シャシー開口部に対してキツキツでなかなか外れてくれない。手がかりをつけるため片方の真空管ソケット基板も外す事に

試行錯誤の末、ようやくメイン基板が外れました。さっそく基板を観察。
メイン基板をひっくりかえす
中央にあるのがオーディオIC。型番は・・・
TDA7377
さっそくググってみるとここ に情報発見。カーオーディオ用ICで430円だそうです。同じところでデータシート(PDF)をDLした。
もうひとつ放熱が必要だったのは3端子レギュレータ
こいつの型番は7806。6Vの安定化したDC電源をつくるのに使うICだ。ここで重要な問題に気がついた。この3端子レギュレータにはパスコンがない。入力側から入るDC12Vのノイズを取ったり、レギュレータ自身が出すノイズを取るために入力端子ーグランド間と出力端子ーグランド間には、小容量のコンデンサーを噛ますのが普通なのだが・・・。

 ピンと来た。これってiPodを充電するための電源電圧をつくってんじゃないか!

充電モード切替スイッチからプリント基板の配線を追ってみたら、やっぱりこのレギュレータに続いていた。ヒスノイズの原因はこれだろう。

 これで本日の観察は終了。ヒスノイズ対策も当たりがついたので、後はTDA7377の資料でも読みながら具体的な改造手順を考えるか。

Posted: 火 - 7月 17, 2007 at 11:37 午後            


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