今週の進展1〜VTOSによる結像試験〜


VTOSのEBCCDカメラは焦点像を5倍に拡大している。その星像に放射状のサイドローブが出る。VTOSのフォーカス位置(副鏡の位置)は標準より1mmほど主鏡から離したところにある。この1mmが光学設計の最適位置から外れてサイドローブができるのかもしれない。

 そこで14日の夜にEBCCDが修理から戻って以来の初観測を行った。5倍拡大する光学系を換えてフォーカス位置の違う状況で星像のサイドローブを見てみる。

標準のフォーカス位置:-5.6mm

従来のリレー式拡大光学系の画像(515nm)、フォーカス位置:-4.8mm(+0.8mm)


5倍バローレンズ(Tele View)の画像(White Light)、フォーカス位置:-9.15mm(-3.55mm)


どうもサイドローブの出方は副鏡位置の変化に関係がないようだ。

Posted: 月 - 10月 16, 2006 at 12:49 午前            


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