その後の進展


基板図は一通り描いたんだけど、その後もちまちまと手直ししたりマスクパターンを出力しちゃあ思い直してやり直したり。最終的にはこんな

両面基板のマスクを造ってトライしてみたさ。

 4月20日に行った第1回エッチングチャレンジは・・・ご覧の通り失敗に終わった。

右は露光ムラと現像の失敗。現像液のバットがわずかに小さくて感光基板が現像液に浸らないままバットにハマってしまったのであった。左は両面基板で露光と現像は成功したんだけどさ・・・表と裏の右左を間違えちゃったんだよお。

「ケアレスミス あ〜〜恥ずかしい 自己嫌悪」

 それから反省に反省を重ね、思考実験を繰り返し繰り返し・・・再チャレンジしたのが今週火曜日。今度は、感光基板を小さい方に統一し、一気に4枚をエッチングすることにした。結果は

ほぼ成功。失敗したのは左端の1枚(6つ変換基板を取った)の露光ムラ、それでも5つは使える状態なので大丈夫。しかも露光に使うライトボックスを使用前に10分ほど点灯させれば露光ムラが出ないことも経験的にわかった。
 みごと2度目でコツ(と冷静さ)を掴んだわけであるが、問題はこの後の穴空けなのだ。部品を差し込みハンダ付けする部分は1枚で数十以上あるのし、その間隔はきっちりしているので、それなりの精度で決められた位置にドリルで穴を空ける必要がある。一応デスクドリル(小型のボール盤)を使うのであるが、まずは比較的ミスの許される箇所を選んで、手で基板を押さえて位置決めしてみた。実用上は問題なくできたが、ICソケットを取り付ける穴みたいにハンダ付けするパッド面積も穴径も小さい細かい部分は無理そう。強引に穴あけを決行したら・・・また全滅かも・・・。

しかし、しかし、しかああああし!

こんなこともあろうかと、転ばぬ先の杖というか、発注しておいたのだよ(自腹で)。

「マイクロクロステーブル(プロクソン製)」

ハンドルくるくるで穴を空けたい材料を前後左右に微調整できるのさ。

研究費で購入したホーザン製のデスクドリルに取り付けた自腹購入マイクロクロステーブル(プロクソン製)。実はホーザンのデスクドリルにはクロステーブルのオプションはないのである。ホーザンにして失敗したかなあと軽い後悔をしつつ、ええいままよとプロクソンのデスクドリルのオプションを買っちゃったわけだ。

「付かぬなら (強引に)加工しちゃおう デスクドリル」

というつもりでいたのだが・・・プロクソンとホーザンのドリルは色が違うだけで同じものだった(多分ホーザンがOEM品を販売してるんだろう)。重要な情報を得たので大声で言おう。

「ホーザンのデスクドリルにはプロクソンのオプションがそのまま使えます!」
本日到着したクロステーブルをさっそく取り付け。プロクソンの説明書通りにやってホーザンのドリルに取り付け完了。見込み通り。さっそく試し穴空け。
どうだ?
どうだ?
どうだっ!!
すんばらしい。
買って良かった!!

Posted: 金 - 5月 4, 2007 at 01:22 午前            


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