ウルトラセブン1999最終章(まちがい訂正あり8/7)


スカパーの放送を録画。
今、第1話を見終わった。素晴らしい!!!!!
これぞウルトラセブン(=脚本家:金城哲夫)と言う感じ。

 オリジナルのウルトラセブンの主たる脚本家であった金城哲夫(沖縄県出身)が問い続けた、「米軍」「ベトナム侵略」「沖縄」を引き継いで現代に問い直している(この頃の事情についてはNHKで放送されたスペシャルドラマ「私が愛したウルトラセブン(全2話)」で語られていてノベライズもされた)。第1話では地球防衛軍でタカ派勢力が台頭しはじめ専守防衛(侵略者の撤退)で好しとするウルトラ警備隊の立場が危うくなる。そしてきっとセブンの気持ちも揺らいでゆくんだろうな。そんな進行を期待させる出だしだ。
 ウルトラセブン1994年版(単発SP2作)が駄作。ウルトラQ的な視点で面目躍如した30周年の1998年版(3部作)の続編となる1999最終章(6部作)では、金城がウルトラセブンに込めた中核となるテーマが問い直されている。

やったぜ!TSUBURAYAプロ!

マジ嬉しい。

脚本家、金城哲夫はウルトラQからセブンまでシリーズの脚本を担当。20代後半であれだけの本を書いてたんだ(この頃のウルトラシリーズの若手脚本家には市川森一や小山内美江子など、今や日本を代表するベテラン脚本家がそろっていたことをご存知だろうか)。そして金城はウルトラセブン終了と同時に本土返還直前の荒れる米領沖縄に戻って演劇活動などを始める。しかし志し半ばで事故死、37歳。その気持ちを受け継ごうという心意気!

追記)
 第2話も見終わった。地球防衛軍は防衛を逸脱する計画を実行に移す。そして・・・涙涙涙・・・甘っちょろいと言われようが泣ける。科学者かくあるべし!残念なのは今夕の雷雨のため途中で受信不良が5〜6分。月曜日の再放送を録画予約。

さらに追記)
 1999最終章を全て観た。よかった。ところで35周年(2002年)は“EVOLUTION”5部作があるんだと。観たいのお。米国の同時多発テロ〜アフガン,イラク戦争が2001年以降であることを考えると、やっぱりTSUBURAYAは凄いことをやってると感じる。同時多発テロ直後の作品となるEVOLUTIONで地球防衛軍やウルトラ警備隊はどう描かれるのか。興味ある。

Posted: 日 - 8月 5, 2007 at 12:42 午前            


©