Intel MacでWindowsアプリを使いたい!しかもMicrosoftに独占状態を利用して上乗せされる価値以上の金額を1銭も払わないで・・・となると方法は二つある。
1)Darwine(WineプロジェクトのMacOS移植版) 2)CrossOver Mac Darwine Darwineはオープンソースだから完全に無料でできる。ただしMacOSのX-Window(UNIX環境)で使うので、設定や試行錯誤などが面倒(で楽しい?)。一方、CrossOverはDarwineを元にエンドユーザー向けに利便性を高めた有料の製品で、極々フツーのMac用アプリケーションとして導入できる。 まずはお手軽にCrossOverを試すことにした。動作させたいWindowsアプリケーションはステラナビゲータという星空シミュレーションソフトである。実は、このステラナビゲータ。CrossOverでインストーラが巧く動作しない典型的な例だった。なにせマニュアルに明記してある
「ISO9660:1999形式のCDでファイル名に日本語が使ってあるもの」 相性とか、開発途上ゆえな問題でなく。MacOSがファイル名を処理できない非対応形式なのである。MacでこのCDの中身を見て行くと、日本語のフォルダ名やファイル名が文字化けしてしまっている。こんなわけでインストールCDをMacに挿入してインストールを始めても、途中でファイルが見つけられなくなって頓挫してしまう。でも、これはちょっと考えたら解決できた。インストールCDはWindowsマシンでマウントすればファイル名の問題は起きない(あたりまえ)、そこで・・・ 1)インストールしたいMacとファイル共有をかけるWindowsマシンを1台用意 2)WindowsマシンにインストールCDを入れてMac側でそいつを共有マウントする 3)ネットワーク越しにファイル共有することで、日本語ファイル名の問題は解決 あとはCrossOverを起動してソフトをインストールするだけだ。あっと言う間に完了。 はい!!! 動きましたあ〜〜〜〜! これWindowsを使ってないんですよ。ヴァーチャルマシンではないのです。MacOS XにWin32と互換性のあるAPIを実装した格好になっている。このAPIはオープンソースで開発されているものでMicrosoftは関係なし。嫌な会社に金払わなくても済むという訳だ。CrossOverを30日以上使い続けるには正規に購入しなければならないけど、この販売元はDarwineプロジェクトを金銭的に援助しているわけだし、CrossOverの開発成果もDarwineに還元されるのだから間接的にオープンソース陣営に貢献できるというわけだ。 開発が進んで、もっと互換性と信頼性が高まってくれるといいよね。PCを組み立てる時に最もコストのかかる部品はWindowsってのはやっぱおかしいだろ!VISTA ultimateのパッケージだとPLAYSTATION3が買えてしまう。 Posted: 水 - 1月 30, 2008 at 11:18 午後 |
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