まーたレンズを買った・・・その理由

一昨日夜。自力でレンズ清掃した M 50mm F1.8 のテストをしようとして、暗い駐車場のアスファルトに落っことした。フィルター取り付け枠が歪んでしまったので分解不可能。
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そもそも、このレンズは購入時から気に入らないことがあった。昨年末にヤフオクで兵庫県高砂市の銀○というカメラ店から美品と称するものを激安4000円で購入。しかし、レンズをよく見てみると前玉裏と後玉裏にコーティング焼けらしきものが見られた。それはレンズの縁から枝を伸ばしながら広がっていて
「これってカビじゃないの?」
というのが第一印象。マウント部と後玉のレンズ抑えには素人が分解したような傷もあった。カメラ店が美品と言ってるんだし、きっとコーティング焼けは清掃したカビ跡なんだろうと納得した。でも商品説明の不備は否めないし、そこをきちんと説明しないで美品と言うのはいかがなものだろうか。評価を悪くはしなかったが遠回しに商品説明が不適切であったことを仄めかすコメントをつけた。

どうしても納得いかなかったので年明けてから自分で開けてみたわけだ。そしたら前玉裏のコーティング焼けと思われたのはやっぱりカビだった。幸いレンズクリーナーで綺麗に落とせた。後玉を分解しようとしてマウント部のネジを緩めようとしたらやたらと固い。ネジの頭を潰しそうだったのでアプローチを変えることにして気がついた。マウント部のネジが一本、頭が潰れかけていた。そして後玉を留めている抑えリングに塗装剝げ。
「あっこれはカビ玉を自分で分解清掃しようとしてビビって撤退した痕跡だ!」
手に負えなくなって銀○に買い取らせたわけか。
「はあ。こんなレンズを買い取って美品と評して出品とわね」
そして前の持ち主が撤退した困難を乗り越え塗装剝げなどもリカバリーしてカビを綺麗にしたのだった。

そして一昨日のレンズ落下である。もう苛っとして、このレンズはもう諦めた。即刻、目をつけていた中古美品レンズを発注。
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DA☆55mm F1.4 SDM である。やけになって壊したレンズの10倍を出費。

しかし、こうなると被るレンズがあるんじゃないのって・・・あるよ。D FA Macro 50mm F2.8を持ってるもん。
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まあ、いいよ。マクロはマクロ。寄って撮る可能性がある時にはそっちを持って出ればいい。
DA☆55はアストロトレーサーでの星撮りに期待するのさ。FA☆85を手に入れてみて、こいつは欲しいと思っていたんだあ。