カラー冷却CCD Opticstar DS-616C シェイクダウン

23日は帰宅後20時からこの冬に購入したカラー冷却CCDのシェイクダウンを行った。

機種はOpticstar DS-616C XL。APS-Cのディテクタサイズを持つこいつには、一眼レフカメラ用のレンズをつけて星野写真が撮れると面白いに違いない、と思って周辺部品を色々と準備してきた。

まず星野写真を撮るならポータブル赤道儀に載せたい。そこで
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CCDカメラを動かす大容量バッテリー(リチウムイオン)とより良い電源を得るためのノイズフィルター
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PENTAX KマウントレンズをCCDに取り付けるためのアダプター。これは以下のBORGパーツで構成
ボディマウント:ボーグ 【7159 PK→M57ADPK→メス)
中間リング:ボーグ 【7523 M57→M42P1AD(オスオス)
Tマウント:ボーグ 【7856 M42P1→M42P0.75AD(メスオス)
幸いDS-616Cはこれで無限遠まで合焦する。冷却CCDカメラは製品によってフランジバックがまちまちなので必ず無限遠が出るとは限らない。メーカーがフランジバックの長さを公表してくれていればいいのだけれど、Opticstarのこの製品には仕様情報(特に各ディメンジョン情報)が少なすぎる。試行錯誤がかなり必要だった。これも国内で珍しい新製品を購入した人柱としての役割なのかな。ちなみに同様のアダプターは色んな部品の組み合わせで3種類作ってみた。しかし加工が必要なく入手容易な部品で組めたのはこのアダプターだけ。
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セレストロンC8鏡筒のシェイクダウン

20日。この夏に購入したセレストロンC8(20cmシュミットカセグレン鏡)をやっとシェイクダウン。
どのみち惑星撮影のために買ったので夏の土星を逃したら木星の時期まで使うきっかけはなかったんだけど。

それで夕方終業後に居残って木星を撮影。シーイングは悪くて結果は望んでいなかったんだけど・・・
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Celestron C8 +Celestron 2xアポバローレンズ + PENTAX Q(ISO400, 1/25秒, 130フレームから20フレームを選択して加算)
こんなんが撮れた。しかし撮影後に問題が発覚した。

6mmのアイピースをつけて覗いてみたらガリレオ衛星がブーメラン型に見える。
「光軸ズレてんじゃん!」
外れ鏡筒を引いちゃったか・・・。同僚に見せたら
「かんっぜんに光軸ズレてますよねえ」

はあ...ちょっと値が張っても(重量も)笠井のリッチ・クレチアンにしとけば良かったかなあ。
「惑星はいいか。いっそ単焦点のニュートン鏡筒に換えようかなあ」
と愚痴ると同僚が
「惑星から逃げてはいけませんよ」
そうだよね。かといってシーイングの良い夜に実際の星で光軸合わせなんて大変だしなあ。

それで鏡筒を買ったつもりでカセグレン鏡筒用のレーザーコリメーターを購入。日中室内で光軸調整ができれば夜の時間を無駄にしないですむし。
なんてったって私は前夜半の男。できれば21時までに撮影を済ませたい派。
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JPEG撮って出しでキレイな天体写真

・・・と銘打った作戦も赤道儀を使ったオートガイド撮影まで踏み込みました。ちまたではダメ赤道儀と言われるビクセンSXW赤道儀の調教もなんとか上手くできたことで、1月下旬は最終仕上げで3天体を撮って第1段階がほぼ達成ですかね。

まずは1/25のエントリーに追記した27日の馬頭星雲。
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PENTAX K-01 + Tamron SP500mm F8, (ISO1600, 8分×6)
SXW赤道儀, 笠井トレーディング GuideFinder-80 + SBIG ST-i, CCDOPSオートガイド
星雲を目立たせるため(不自然で好きじゃないけど)強めのトーンカーブ補正を施した。
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