あけましておめでとうございます

年明けは、予想外の大型客人(そう! ラブ女医・・・いやいや Lovejoy彗星 C/2014 Q2)が現れてちょっと話題をさらっております。そうそう。「次回は8000年後という極めて珍しい・・・」なんてマスコミがあおっていますが、この手の新発見の彗星ってのは太陽系外縁のオールトの雲あたりから来ますので何千年周期なんてあたりまえですから。珍しくもなんともないです。そういうのが1年に何個も見つかっているわけでね。

ハレー彗星みたいに76年周期ってな、ある意味、かろうじて人間のタイムスケールで測れるような彗星は、これまでに太陽を何周したかわからないくらいです。歴史資料に何度も記録されています。ハレーさんは資料を調べて、この76年周期の彗星を予測して名前を残したというわけですから。そういうやつはとっくの昔に誰かに目撃されているわけです。

ただ今回のラブジョイ彗星がここまで明るくなるとは思っていなかったんで私は完全にノーマーク。年が明けてみたら、これは何かしておかなければってとこにまでなっていました。

そこで世間の3連休からズレて3連休となった昨夜、自宅の駐車場で撮ってみましたよ。
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カシオペア座に凝る

9月から「カシオペア座」の撮影にはまっていた。
某・石鎚山あたりで星をお撮りになっている方の画像を見てキレイだなあと思ったのがきっかけ。カシオペア座は秋の天の川のただ中にあって、星が沢山写り近くには二重星団(ペルセウス座だけどね)もある・・・くらいは知っていたのだけれど、実は赤い散光星雲がちりばめられていて、その画像は実に美しかった。

それでおいらもカシオペアの画像を星雲つきでと考えた次第。

だけどね。結構むずかしかった。
最初はVoightlandar ULTRON 40mmで、お手本となった画像よりもちょいと広く撮ってみた。
IMK51195
PENTAX K-5IIs + ULTRON 40mm F2(f2.8, ISO800, 90秒×12)
まあ控えめの露出なんだけれど、撮影時間が21時だと、この頃はカシオペアも高度が足りなくって空ももやっとしていて街明かりの散乱で空がグラデーションになって被っている。露出も伸ばせないしグラデーションのある被りをがんばって補正する甲斐もなさそうなので、とにかく透明度の良い夜を待ってみた。

10月2日になって少し良い夜があったので、カシオペアが最高高度に達する0時頃まで待って再チャレンジしたのがこれ。
Cassiopeia141001b_DxO
PENTAX K-5IIs + ULTRON 40mm F2(f2.8, ISO1600, 60秒×4)
露出を気持ち上げて16枚ほど撮ったのだけれど街明かりの散乱が最も弱い最後の4枚だけ使った結果。
星雲は写っているんだけど、どうにも浮き上がってこない。

光害カットフィルターを使って空を暗くして星雲を浮かび上がらせてみようかと思い立ったのだが問題発生。
このフィルターは光の干渉を使って蛍光灯や水銀灯などが放つ特定波長の光をカットするのだけれど、フィルターに対して光が斜めに入ってくると調子が狂ってしまう。40mmだと視野が広すぎて画角の端まで効果が出ないのだ。
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お久しぶりで近況なぞ

4月から大学の講義があって(しかも朝1限なもんで)、ず〜っと早起きプレッシャーが続いて天体写真を撮ることができなかったのだが、先週ようやく終了して27日に初めてRAWで天体写真を撮ってみた。
IMG_0980
例によってK-ASTEC GF50ポータブル赤道儀。レンズはPENTAX FA☆85mm F1.4(中古)。
実はこのレンズ2本目。1本目は去年の正月に購入したのだが何回か星を撮っていて方ボケしていることを発見。
IMK50765
PENTAX K-5IIs + FA☆85mm F1.4(f2, ISO800, 1分)
左右の端で星像の大きさ(と収差の出方)が結構違っている。
カメラ屋さんの中古保証修理に出したんだけど修理不可能で返金。それでZeissの85mmを購入したわけだ。
Cyg_Deneb_85
PENTAX K-5IIs + Zeiss Planar T*85mm F1.4(f2, ISO800, 1分×2)
確かにZeissは良いレンズだ。
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この夏の星撮りまとめ

2ヶ月ぶりのエントリーになりましたが、この夏にちまちまと撮った天体写真をまとめてみようかなっと。

まずは8月12日。職場のイベント中に休憩時間を使ってささっと撮った2枚
IMK50803
なゆた望遠鏡と大三角:K-5 IIs + CarlZeiss Distagon T* 25mm F2.8 + O-GPS1(ISO 1600, f2.8, SS60s)

運良く流れ星も写せました。
IMK50804
K-5 IIs + CarlZeiss Distagon T* 25mm F2.8 + O-GPS1(ISO 1600, f2.8, SS60s) もっと読む...

パンスターズ彗星

パンスターズ彗星は、はっきり言って肩透かしだ。2等級の肉眼(で見える)彗星とは言っても、この2等級とは広がった彗星全体の明るさを足したものなので、点として光っている星の2等級よりはずっと暗い。しかも見える時間帯が日の入り30分後から沈むまで。まあ6時30分から7時15分といったところだ。西空での高度は10度以下となれば春の気候特有の霞もあれば遠くに見える雲もある。夕焼けの空の明るさも無視はできない。

まあ実際に見るにも撮るにも条件は悪いってことだ。

それでも12日と本日13日になんとか粘って撮ってみた。本当は13日に月齢1日の月(地球照)と地上の風景と一緒に納めるのが写真的な狙い目であったのだけれど・・・残念ながら昨日は雨。

まずは13日のために試し撮りをした1枚から。
IMK50634
K-5 IIs + FA☆85mm F1.4 + O-GPS1(ISO 400, f2, SS5s):撮影時刻19時
どこに写っているのかわかります?
別のフレームだけど右下1/4をトリミングすると
IMK50637
霞を通してようやく見える程度でした。やっぱ地平線付近までスカッと晴れていてくれないとだめなのさ。
・彗星が減光されてしまう
・地平線ギリギリまで我慢しないと夕焼け空が暗くならない
もう一つの問題は空が明るい時はできるだけ望遠で視野を絞らないと周囲の空の明るさのせいで彗星が目立ってくれないのよ。
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まーたまたまたレンズを買った

フィッシュアイレンズ3本目
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左が今日届いた Sigma 4.5mm F2.8 EX DC CIRCULAR FISHEYE、右が Sigma 10mm F2.8 EX DC FISHEYE HSM。

フィッシュアイレンズって言っても色々あるんだもの。
最初に買ったのがフィッシュアイズームで対角魚眼10mmから超広角17mmまでズームするやつで、こないだ買ったのは対角魚眼10mm単焦点ってやつで、単焦点の方が光学性能がいいから星像がシャープに写って明るいの。
それでえ、今日買ったのは円周魚眼って言ってどっちの方角も180度写せるやつで、しかもこのレンズもF2.8と明るいの。
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DA 14mm F2.8 EDのテスト

残ってる手持ちレンズ DA 14 F2.8 ED を改めてテストした。
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まずフォーカスだけど無限遠側押し当てでもOKだが若干甘くなる。
ベストは無限遠マークの右寄りだった(オートフォーカスでも確認)ので、そこにテプラでマーキングした。
IMK50587
K-5 IIs + DA 14mm F2.8 ED + O-GPS1(ISO 1600, f2.8開放, SS60s) もっと読む...

DA☆55とSigma FishEyeのテスト

さて買っちまったものはしょうがない。
仕事が終わって帰宅したら空が晴れてるんじゃやるしかない。

ニューカマーレンズのテスト行きます。
まずは DA☆55mm F1.4 SDM
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DA Fish-Eye Zoom の星撮りテスト

O-GPSでアストロトレーサーを使い始めて以来、休日は手持ちのレンズを片っ端から試しています。今日は対角魚眼ズーム「DA Fish-Eye 10-17mm F3.5-4.5 ED」の巻・・・てか?
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とりあえず昨日撮った画像見ると・・・
IMK50565
K-5 IIs + DA Fish-Eye 10-17mm F3.5-4.5 ED + O-GPS1(10mm, ISO 1600, f3.5開放, SS60s)
こんなんが撮れた。なんか星像がでっかいのでボケてるのは間違いない。フォーカスは無限遠側押し当て。
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DA 70mm F2.4 Lim はどうだ?

DA 40mm F2.8 Limited の写りが非常に良かったので、ここはより評価の高い DA 70mm F2.4 Limited も試さねばなるまい。
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このレンズは無限遠に押し当てると距離指標が無限遠マークを少しオーバーする。
多分オーバーインフィニティに作られていると思うので、フォーカスは無限遠押し当てと無限遠マーク合わせの2ショットを見比べた。
IMGP0525
IMGP0526
K-5 IIs + DA 70mm F2.4 Limited + O-GPS1(ISO 1600, f2.4開放, SS60)
上が無限遠側押し当て、下が無限遠マーク合わせ。距離指標を信じて目盛りを無限遠に合わせた方が良さそうだ。
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伏兵登場! DA 40mm F2.8 Lim

考えてみればカメラの標準レンズというものは、いつの時代も最高のコストパフォーマンスを持っているものだ。
デジタル時代の Pentax の標準単焦点レンズ DA 40mm F2.8 Limited だって。
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しかし、この薄さである。ビシっとした絵が撮れることはわかっていたのだが、F2.8だから開放から使えないとねえ。 もっと読む...

マクロと望遠の星撮りテスト

本日は手持ちのレンズでまだ未テストの二つのレンズで星を撮って見た。
一つは最近入手した PENTAX D FA 50mm F2.8 Macro
もうひとつは入手後二年間、手を付けていなかった
MAKINON 135mm F2.8

まず D FA 50mm F2.8 Macro であるが、これは F2.8 なんで開放で使えるかどうかだけが問題である。
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PENTAXの誇り! 究極の名玉二本をテスト

本日、思い切って究極の一本を入手した。
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PENTAX FA☆85mm F1.4 究極の85mmと呼ばれたフィルム時代の中望遠レンズである。ちなみに右は FA 31mm F1.8 Limited これもフィルム時代には究極の広角レンズと呼ばれ、今も販売されているが、PENTAXのデジタル一眼レフに付けると非常に高価な標準レンズになる。 もっと読む...

年末年始のレンズテスト結果

年末年始は実家で、そして仕事始め早々に帰宅後駐車場で、手持ちのレンズで天体撮影テストをやりましたよ。
PENTAX M 100mm F2.8(撮影地は水戸市の実家)
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今年最後の大物買い?

今年最後となる大物買いの品物を朝の出勤前にヤマト運輸で受け取った。
CarlZeiss Distagon T* 25mm F2.8
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大阪のカメラ屋さんの通販サイトで中古(未使用新品)が格安で出ていたので、これは縁だと思っていっちゃいました。
5万8000円なり。
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Tamron 24mm F2.5 はf4なら使える

開放固定撮影ではコマ収差で周辺部の星が滲んで見捨ててしまっていた Tamron 24mm F2.5(01BB) を再テストしてみた。同28mm F2.5(02B)がf4まで絞るとコマが消えたので同じような傾向があるのではないかと思ったからだ。ただし24mmだとアストロトレーサーで長く追尾はできないだろう。露出は60秒以内、感度は高め ISO 3200 とした。

IMGP0298
K-5 IIs + Tamron 24mm F2.5 + O-GPS1(ISO 3200, f3.5, SS45)

IMGP0299
K-5 IIs + Tamron 24mm F2.5 + O-GPS1(ISO 3200, f4, SS60)

思った通り。もうちょっと露出を伸ばせるといいが120秒だと周辺部で星が流れてしまうだろう。実際60秒でも出てきている。
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星の都のキャンドルナイト2012

今年も23日(祝)に年末行事のキャンドルナイトがやってきた。
私は記録係(カメラマン)2号をやったのだが、気分がマンネリ化してるのか良い絵が撮れなかった気がする。
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K10D + DA 14mm F2.8 ED(ISO 640, 0.7EV, f3.5, SS1/2) もっと読む...

フィルム用超広角レンズとフィルム用魚眼レンズ

昨日12月13日は夜の「ふたご座流星群」極大を前に2種類の広角レンズのテストというか準備をした。
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左が Tamron SP17mm F3.5 右が Zenitar M 16mm F2.8 FishEye

ロシア製の対角魚眼レンズ Zenitar 16mm の方は、その日の昼に届いたばかりだったのだが・・・
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早速、レンズ最後部に着いているフィルターを取っちまった(写真は後日撮ったものです)。
だって、このフィルターがあると像が凄く甘くなるってネットに情報が。
しかし、レンズの後ろに着いてるフィルターは前に着けるフィルターと違って取っ払うと焦点位置が変わってしまうのだよ。
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Tamron MFレンズの星撮りテスト完了

昨夜は雲入りで断念したTamron 28mm F2.5のコマ収差の出方調査をやってみた。
まずはf2.5から1/2段絞って(f3.2?)
写っているのはアンドロメダ銀河ね。
M31_TM28
K-5 IIs + Tamron 28mm F2.5(ISO 1600, f3.2, SS90)
これでも拡大すると端っこの星は同心円の円弧みたいにゆがんでいる。でもWebに貼るくらいなら許せるかも。

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Tamron 28mm F2.5とO-GPS1

お休みの今日はアパートの駐車場で星撮り。
本日のレンズは・・・
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Tamron 28mm F2.8(02B) もっと読む...

DA☆50-135試写、そしてO-GPS1

本日職場に持ち込んだのは大艦巨砲ガジェットとイージス電子系ガジェットなり。
まずは定点撮影
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DA☆50-135mm F2.8 ED(135mm, f9, SS1/200) もっと読む...

佐用、さらにさらに寒い日

今朝は玄関を出てすぐ出勤とはいかなかった。
クルマの窓一面に霜だよお。
IMGP0146
K-5 IIs + D FA Macro 50mm F2.8(ISO 100, f4, SS1/400) もっと読む...

昼に雪が舞った日

昨夜は雨が降ったので朝霧はなし。
今日も FA 31mm F1.8 Limited の練習。

今朝のなゆた望遠鏡
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K-5IIs + FA 31mm F1.8 Lim(ISO 800, f1.8, SS1/20) もっと読む...

佐用、さらに寒い日

今朝もさらに寒く、しかも朝霧の(雲?)頂がいつもより高かった。
天文台は霧の湖の中にある島のようだ。
IMGP4624
K10D + DA 16-45mm F4 AL(19mm, ISO 100, f5.6, SS1/1600) もっと読む...

VTOS観測期間終わる

今週11日から始まったVTOSによる観測期間が終わった。
11日に取り付けられたVTOS。
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佐用はずっと冬型の気圧配置時の典型的な天気で降ったりやんだり晴れたり曇ったり。
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K-5 IIs + TAMRON SP500mm F8

TAMRONのミラーレンズを久々に引っ張り出してきた。
もう殆ど天体望遠鏡です!
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PENTAX K-5 IIs で月を撮って解像度を見てやろうという魂胆。
でも苦労しました。ちょっと小さめの自由雲台なもんで手ブレも出るしフォーカスの腕も問題になる。
ISO400にしたら1/250で行けたので、これでようやく手ブレが収まった。
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どや?!
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PENTAX K-5 IIs

夜帰宅後受け取り。
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けど何もできない・・・専用電池の充電が先だから。

iPhone5で撮影。
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