あけましておめでとうございます

年明けは、予想外の大型客人(そう! ラブ女医・・・いやいや Lovejoy彗星 C/2014 Q2)が現れてちょっと話題をさらっております。そうそう。「次回は8000年後という極めて珍しい・・・」なんてマスコミがあおっていますが、この手の新発見の彗星ってのは太陽系外縁のオールトの雲あたりから来ますので何千年周期なんてあたりまえですから。珍しくもなんともないです。そういうのが1年に何個も見つかっているわけでね。

ハレー彗星みたいに76年周期ってな、ある意味、かろうじて人間のタイムスケールで測れるような彗星は、これまでに太陽を何周したかわからないくらいです。歴史資料に何度も記録されています。ハレーさんは資料を調べて、この76年周期の彗星を予測して名前を残したというわけですから。そういうやつはとっくの昔に誰かに目撃されているわけです。

ただ今回のラブジョイ彗星がここまで明るくなるとは思っていなかったんで私は完全にノーマーク。年が明けてみたら、これは何かしておかなければってとこにまでなっていました。

そこで世間の3連休からズレて3連休となった昨夜、自宅の駐車場で撮ってみましたよ。
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お久しぶりで近況なぞ

4月から大学の講義があって(しかも朝1限なもんで)、ず〜っと早起きプレッシャーが続いて天体写真を撮ることができなかったのだが、先週ようやく終了して27日に初めてRAWで天体写真を撮ってみた。
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例によってK-ASTEC GF50ポータブル赤道儀。レンズはPENTAX FA☆85mm F1.4(中古)。
実はこのレンズ2本目。1本目は去年の正月に購入したのだが何回か星を撮っていて方ボケしていることを発見。
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PENTAX K-5IIs + FA☆85mm F1.4(f2, ISO800, 1分)
左右の端で星像の大きさ(と収差の出方)が結構違っている。
カメラ屋さんの中古保証修理に出したんだけど修理不可能で返金。それでZeissの85mmを購入したわけだ。
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PENTAX K-5IIs + Zeiss Planar T*85mm F1.4(f2, ISO800, 1分×2)
確かにZeissは良いレンズだ。
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カラー冷却CCD Opticstar DS-616C シェイクダウン

23日は帰宅後20時からこの冬に購入したカラー冷却CCDのシェイクダウンを行った。

機種はOpticstar DS-616C XL。APS-Cのディテクタサイズを持つこいつには、一眼レフカメラ用のレンズをつけて星野写真が撮れると面白いに違いない、と思って周辺部品を色々と準備してきた。

まず星野写真を撮るならポータブル赤道儀に載せたい。そこで
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CCDカメラを動かす大容量バッテリー(リチウムイオン)とより良い電源を得るためのノイズフィルター
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PENTAX KマウントレンズをCCDに取り付けるためのアダプター。これは以下のBORGパーツで構成
ボディマウント:ボーグ 【7159 PK→M57ADPK→メス)
中間リング:ボーグ 【7523 M57→M42P1AD(オスオス)
Tマウント:ボーグ 【7856 M42P1→M42P0.75AD(メスオス)
幸いDS-616Cはこれで無限遠まで合焦する。冷却CCDカメラは製品によってフランジバックがまちまちなので必ず無限遠が出るとは限らない。メーカーがフランジバックの長さを公表してくれていればいいのだけれど、Opticstarのこの製品には仕様情報(特に各ディメンジョン情報)が少なすぎる。試行錯誤がかなり必要だった。これも国内で珍しい新製品を購入した人柱としての役割なのかな。ちなみに同様のアダプターは色んな部品の組み合わせで3種類作ってみた。しかし加工が必要なく入手容易な部品で組めたのはこのアダプターだけ。
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近況:GF50赤道儀で遊んでます

さてGF50赤道儀が手元に来てから2ヶ月。梅雨だったり仕事でへばってたりしたのですが、ぼちぼちとテストを行っておりますです。
まずはETX-90鏡筒を使ったTMTMT(TsuMuTsuMu Telescope)モード。
PENTAX Q による直焦点撮影で月と土星がこのように撮れております。
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撮影は5月24日。土星をコンポジット&アンシャープマスキングして343x320にトリミングしたのが下。
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土星を撮るには拡大光学系が、月を撮るには縮小光学系が欲しいところです。 もっと読む...

初ポタ赤 K-ASTEC GF50

2月末に発注した初ポータブル赤道儀(自腹)が今朝届いた。さっそく開封。
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このK-ASTECのGF50は、本来、BENROのジンバル雲台とK-ASTECのレボルビング装置を使ってカメラを載せるのがメーカー推奨である。そこは私個人の目論みとプチアレンジ根性で3タイプを組んでみた。 もっと読む...