お久しぶりで近況なぞ

4月から大学の講義があって(しかも朝1限なもんで)、ず〜っと早起きプレッシャーが続いて天体写真を撮ることができなかったのだが、先週ようやく終了して27日に初めてRAWで天体写真を撮ってみた。
IMG_0980
例によってK-ASTEC GF50ポータブル赤道儀。レンズはPENTAX FA☆85mm F1.4(中古)。
実はこのレンズ2本目。1本目は去年の正月に購入したのだが何回か星を撮っていて方ボケしていることを発見。
IMK50765
PENTAX K-5IIs + FA☆85mm F1.4(f2, ISO800, 1分)
左右の端で星像の大きさ(と収差の出方)が結構違っている。
カメラ屋さんの中古保証修理に出したんだけど修理不可能で返金。それでZeissの85mmを購入したわけだ。
Cyg_Deneb_85
PENTAX K-5IIs + Zeiss Planar T*85mm F1.4(f2, ISO800, 1分×2)
確かにZeissは良いレンズだ。
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パンスターズ彗星

パンスターズ彗星は、はっきり言って肩透かしだ。2等級の肉眼(で見える)彗星とは言っても、この2等級とは広がった彗星全体の明るさを足したものなので、点として光っている星の2等級よりはずっと暗い。しかも見える時間帯が日の入り30分後から沈むまで。まあ6時30分から7時15分といったところだ。西空での高度は10度以下となれば春の気候特有の霞もあれば遠くに見える雲もある。夕焼けの空の明るさも無視はできない。

まあ実際に見るにも撮るにも条件は悪いってことだ。

それでも12日と本日13日になんとか粘って撮ってみた。本当は13日に月齢1日の月(地球照)と地上の風景と一緒に納めるのが写真的な狙い目であったのだけれど・・・残念ながら昨日は雨。

まずは13日のために試し撮りをした1枚から。
IMK50634
K-5 IIs + FA☆85mm F1.4 + O-GPS1(ISO 400, f2, SS5s):撮影時刻19時
どこに写っているのかわかります?
別のフレームだけど右下1/4をトリミングすると
IMK50637
霞を通してようやく見える程度でした。やっぱ地平線付近までスカッと晴れていてくれないとだめなのさ。
・彗星が減光されてしまう
・地平線ギリギリまで我慢しないと夕焼け空が暗くならない
もう一つの問題は空が明るい時はできるだけ望遠で視野を絞らないと周囲の空の明るさのせいで彗星が目立ってくれないのよ。
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PENTAXの誇り! 究極の名玉二本をテスト

本日、思い切って究極の一本を入手した。
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PENTAX FA☆85mm F1.4 究極の85mmと呼ばれたフィルム時代の中望遠レンズである。ちなみに右は FA 31mm F1.8 Limited これもフィルム時代には究極の広角レンズと呼ばれ、今も販売されているが、PENTAXのデジタル一眼レフに付けると非常に高価な標準レンズになる。 もっと読む...