Lovejoyの画像処理試行錯誤

13日に撮影したLovejoy彗星の仕上げ処理を色々と試行錯誤してみた。
目的は彗星の尾を上手く出すこと。
まずはトーンカーブを少し変更して
Lovejoy_2minx18b
こんなん。まあましになった。コマの集光具合と拡散具合の雰囲気はリアルかどうかはともかく、こっちが好きかな。
この画像、元は2分露光した18枚を重ねたものだ。

私はMacを使っているのだけれど、Macではどんな画像処理ソフトがあるのかと興味がある人もいるだろう。
お勧めは「Lynkeos」
http://lynkeos.sourceforge.net
惑星の画像処理メインのソフト(Windowsで言うRegistax)だが、サイズの大きい星野写真の処理にも使える。
RAW画像も直接読み込んで処理できる。

さて彗星は星空を動いていくので彗星のコマを使って位置を合わせて加算していく。そうすると、当然だが、星は流れて重なってしまう。
Lynkeosのスタッキング(画像の重ね合わせ)処理のオプションをいじってみたら、比較暗合成的な重ね合わせができることがわかった。
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あけましておめでとうございます

年明けは、予想外の大型客人(そう! ラブ女医・・・いやいや Lovejoy彗星 C/2014 Q2)が現れてちょっと話題をさらっております。そうそう。「次回は8000年後という極めて珍しい・・・」なんてマスコミがあおっていますが、この手の新発見の彗星ってのは太陽系外縁のオールトの雲あたりから来ますので何千年周期なんてあたりまえですから。珍しくもなんともないです。そういうのが1年に何個も見つかっているわけでね。

ハレー彗星みたいに76年周期ってな、ある意味、かろうじて人間のタイムスケールで測れるような彗星は、これまでに太陽を何周したかわからないくらいです。歴史資料に何度も記録されています。ハレーさんは資料を調べて、この76年周期の彗星を予測して名前を残したというわけですから。そういうやつはとっくの昔に誰かに目撃されているわけです。

ただ今回のラブジョイ彗星がここまで明るくなるとは思っていなかったんで私は完全にノーマーク。年が明けてみたら、これは何かしておかなければってとこにまでなっていました。

そこで世間の3連休からズレて3連休となった昨夜、自宅の駐車場で撮ってみましたよ。
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