Tamron MFレンズの星撮りテスト完了

昨夜は雲入りで断念したTamron 28mm F2.5のコマ収差の出方調査をやってみた。
まずはf2.5から1段絞って(f3.5)
写っているのはアンドロメダ銀河ね。
M31_TM28
K-5 IIs + Tamron 28mm F2.5 + O-GPS1(ISO 1600, f3.5, SS90)
これでも拡大すると端っこの星は同心円の円弧みたいにゆがんでいる。でもWebに貼るくらいなら許せるかも。

次はf4。開放から光量は1/2以下に減っているので、ここでは感度を2倍にして露出はそのまま。
M31best_TM28
K-5 IIs + Tamron 28mm F2.5 + O-GPS1(ISO 3200, f4, SS90)
もう、うるさく言わなければ充分かね。この感度だと空が白んできちゃうようだ。ISO 1600, f4, 90秒ってのが一つの目安か。

これはペルセウス座辺り。
Per_TM28
K-5 IIs + Tamron 28mm F2.5 + O-GPS1(ISO 1600, f4, SS90)

このあとTamron SP17mm F3.5 (151B)ってレンズをテストするつもりだったんだけど、アストロトレーサーの精密キャリブレーションがうまくいかなくって(1時間ほどやってみた)次回に持ち越し・・・と思ったんだが

日付変わって1時過ぎにキャリブレーションに再挑戦したらあっさりと成功!
IMG_0274
こいつで撮ってみた。

結論から言えば SP17mm F3.5 はf3.5, f4で全くダメ。さらに1/2段絞ってf4.5でコマが減少しf5.6で使えるようになった。
WinterTri_TMSP17
K-5 IIs + Tamron 17mm F3.5 + O-GPS1(ISO 1600, f5.6, SS180)
f5.6だとf4よりさらに光量が半分に減るので露出は倍の180秒とした。ところが広角レンズの17mmだとアストロトレーサーの追尾機構の仕組みが災いし視野周辺でガイドエラーが目立ってしまう。画像周辺で星が放射状に流れているのがそれだ。
これを目立たなくするには・・・

ISO 3200, f5.6, 90秒

が目安になるか。