伏兵登場! DA 40mm F2.8 Lim

考えてみればカメラの標準レンズというものは、いつの時代も最高のコストパフォーマンスを持っているものだ。
デジタル時代の Pentax の標準単焦点レンズ DA 40mm F2.8 Limited だって。
IMG_0345
しかし、この薄さである。ビシっとした絵が撮れることはわかっていたのだが、F2.8だから開放から使えないとねえ。
見た目からして薄さがウリで写りはそこそこのレンズだって思うよね。

と期待せずに開放の写りを見てみるかと思って撮ったのがこれである。
IMGP0519
K-5 IIs + DA 40mm F2.8 Limited + O-GPS1(ISO 1600, f2.8開放, SS60)
うす雲が通過したので背景にムラが出ているのはご容赦願うとして・・・びっくりした!!
絞る必要なし。
画角の端では星像に小さな撥ねがあって歪なのだが、スポットが充分に小さくまとまっているので問題ないでしょ。文句あっかでしょ。
フォーカスはもちろん無限遠に押し当てでOKだった(訂正:下の追記参照)。さもなければ、そこで私の評価からは外れる。
IMGP0522
K-5 IIs + DA 40mm F2.8 Limited + O-GPS1(ISO 1600, f2.8開放, SS60)
天気が良ければ露出を伸ばしてみたかった。

DA 40mm F2.8 Limited は間違いなく天体撮影に使える高性能標準レンズである。

1月29日追記
後で星像を拡大して確認してみたら、星像は小さいんだが、ドーナツ状にピンボケしていることがわかった。
そこで16日に改めてフォーカスの合わせ方を替えて2種類撮ってみた。
IMGP0557
OverInf
K-5 IIs + DA 40mm F2.8 Limited + O-GPS1(ISO 1600, f2.8開放, SS60s:無限遠側押し当て)

IMGP0558
OnInf
K-5 IIs + DA 40mm F2.8 Limited + O-GPS1(ISO 1600, f2.8開放, SS60s:無限遠指標合わせ)

無限遠側に押し当てた方は同様にリング上にボケていた。無限遠の指標に合わせた方が星像も小さくなりリングにならない。
どうやらDA 40mm F2.8はオーバーインフィニティを取ってあるようだ。
無限遠指標に合わせて撮る方が良い結果が得られる。