SXW赤道儀初使用

2日、3日と夏に購入したまま動作確認のみで放置していた中古Vixen SXW赤道儀をようやく初使用した。
Tamron SP500mm F8(ミラーレンズ)をSBIG ST-iオートガイドカメラで自動導入&オートガイド撮影してみようというテスト。
3日は自動導入までは行ったものの、ST-iからの制御信号を赤道儀が受け取っていないのか、ガイドエラーの修正が働かず敗退。4時間やってもだめだった。

4日はSBIG日本代理店の国際光器に電話で相談。SXW赤道儀のStarBookコントローラ(自動導入などを司るリモコン)内のジャンパピン(オートガイダー端子のピンアサインを変更する)の設定が、ST-iなど業界標準になっている規格に合っていないんじゃないかと言われてピンと来た。

中古で買った赤道儀だから前の持ち主がVixenのオートガイド装置AGA-1を使っていた可能性は確かにある。StarBookソフトウエアのオートガイダー設定のデフォルトはSTD。内部のジャンパピンもSTDになっているはずだが・・・中を開けたらビンゴ! AGA-1のピンアサイン設定になっていた。ピンアサインをSTDに戻し、ST-iを付けてCCDOPSというSBIG純正のカメラ制御ソフトから赤道儀に駆動信号を送ってみたら今度は動いた。

日が暮れるのを待って機器を設置。極軸を合わせ、自動導入のためのアライメント設定をして、オートガイドのキャリブレーションを試行錯誤で成功させ、オートガイダーが星を捕まえ続けるかを30分ほど見守った。追尾監視に指定した星が監視野から外れることはなかった。

明るいガイド星が多いプレアデス星団を露出を変えながら撮影。
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1分::K-01 + Tamron SP500mm F8 + SXW赤道儀 + ST-i(ISO 2500, f8)

IMGP0030
2分

IMGP0032
4分

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6分

雲が次々通過してオートガイドが乱されたので露出時間を完遂できたショットはなかったのだけれど、ひとまず働いてくれてよかったよかった。
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